神楽坂
矢来町
新宿区 矢来町 104- 0
飯田橋方面へ向けて、緩やかな坂が続く神楽坂。江戸時代においては、牛込門(現在は石垣が残っています)へ通じる主要道路でした。近代は花街として栄え、そのころの面影を残す大小様々な路地が、ディープなおさんぽ道として観光客を集めています。
:赤城神社:
東京メトロ神楽坂駅からすぐ。鎌倉時代、上野国(かみつけのくに:現在の群馬県)の赤城山麓に建つ、赤城神社の分霊をお祀りしたのが始まりとされています。江戸時代には牛込エリアの総鎮守に定められ、日枝神社(赤坂)、神田明神(御茶ノ水)とともに”江戸の三社”を担っていました。
平成時代の”赤城神社再生プロジェクト”では、戦後初めて、全ての御社が再建されました。赤城神社の存在価値を「慌ただしい日常からヒトイキつける場所」に見出し、デザイン監修は建築家の隈研吾が担当、近代的でありながら親しみやすさが随所に感じられる境内となりました。
参道の階段を登った先には、ガラス張りの拝殿。普段なかなか見ることのない殿堂の内部が見渡せます。
ご祭神は、磐筒雄命(いわつつおのみこと:学問芸術・火除け)、赤城姫命(あかぎひめのみこと:縁結び、良縁成就、安産など)。
拝殿の前、真っ白な石造の狛犬は、とても独特な風貌…。江戸時代に流行した”白山狛犬”というスタイルだそうで、小さくコロンとした形が可愛い!おかっぱ頭と立ち姿がスフィンクスのように見えます。(猫科ですが。)
:螢雪神社:
拝殿に向かって左手、神楽殿は菅原道真公をお祀りしています。”螢雪”とは「苦労して学問に励む」という意味の古事。
学問芸術のご利益をいただけるので、受験生はもちろん、ミュージシャンなどの祈願も見られます👀
:八耳神社、出世稲荷神社、葵神社:
参道の階段を登らず左脇の小道を進むと、稲荷神社の鳥居が見えてきます⛩
右から、八耳(やつみみ)神社。「八耳さま、八耳さま、八耳さま」と3回唱えてからお参りすると、良いアイデアが浮かぶそう。また耳👂の神様として全国から参拝者が訪れます。
中央の出世稲荷神社は、赤城神社創建より以前からある産土神です。五穀豊穣のほか、出世や商売繁盛のご利益をいただけます。
左の葵神社は、”東照宮”つまり家康公をお祀りしています。
✰𝕋𝕠 𝔾𝕠✰
作りたてのジェラートをいただける、ジェラテリア・テオブロマ。神楽坂通りを飯田橋方面へ下る途中、左手の路地を入ります。
テオブロマと言えば、”味覚の魔術師”と呼ばれるパティシエ・土屋氏のショコラ専門店。そんなテオブロマのジェラートは、舌触りも口溶けもとにかく滑らか!To Goして神楽坂をおさんぽするのに最適です👌徒歩すぐの白銀公園のベンチでも。
今回はジャスミンをコーンに乗せていただきました🍦ミルクの中にほんのりジャスミンの清涼感が感じられる、初夏らしいジェラートでした。
:筑土八幡神社:
神楽坂通りの北側、筑土八幡町の産土神です。急な階段の参道が心臓破りです…。
境内はこじんまりとしていますが、色鮮やかで立派な社殿が迎えてくださいます。
:庚申塔:
江戸時代に造立された、庚申塔。道教信仰の象徴として、一般的には”申”(猿)を彫った「見ざる、言わざる、聞かざる」で知られていますが、筑土八幡様の塔には”太陽と月”、”桃の木を持った牝牡の猿”が表現されていて、非常に珍しいそうです。
神楽坂通り沿い、安土桃山時代に創建の善國寺。赤い社殿が目を惹きます。
堂内には毘沙門天像が安置されています。毘沙門天と言えば、七福神のひとり(甲冑をまとった神様)であり、四天王のひとり(別名:多聞天)でもあり、日本の神道、仏教信仰に深い関わりのある神様です。
お堂前には狛犬ならぬ、狛トラが!🐯
毘沙門天様が、寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻に姿をお見せになったことから、”寅毘沙”と呼ばれています。江戸時代の作で、体の縞模様や盛り上がる筋肉感がとても強そうです。
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神楽坂通りから見番横丁へ。ウッドフェンスが涼しげなビルの3Fが、こだわりのフレンチトーストがいただけるシマダカフェです。
To Goメニューはフレンチトーストの他、オムライスやエッグベネディクト、ピザなど大充実!
乾燥〜漬け込み〜焼き上がりまで手間隙かけられた、フワフワ&トロトロの絶品フレンチトースト!イチゴグラッセとホイップクリーム、スライスしたバナナも添えられた、贅沢なランチBoxです🥞
これを口実に、神楽坂へ足繁く通ってしまいそう😋