古都・奈良をおさんぽ🦌世界遺産🎖春日大社ChillOut

  • 1.2 km
  • 16 min
  • 50 kcal
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東大寺や薬師寺などとともに「古都奈良の文化遺産」として世界遺産に登録されている春日大社。奈良市街地からまっすぐ東に位置し、平城京の守護と国民の繁栄を祈願して創建されました。原生林の麓に建ち、回廊に囲まれた御本殿は、他の堂々たる社寺と異なり、秘密めいた魅力を感じる神社です。広い奈良公園の最奥に地あるので、博物館や茶屋、景勝地をめぐりながら目指すのも👌奈良随一のパワースポットへ、おさんぽ!

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一の鳥居

JR奈良駅から三条通りをまっすぐに東へ。春日大社の長い表参道の入り口、一之鳥居です。路線バスが便利ですが、奈良公園の鹿たちと戯れながらゆっくり徒歩で表参道を目指しても👌
一ノ鳥居は日本三大鳥居(木造)に指定されています。

奈良市 登大路町
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檜製の朱色の鳥居は、平安時代の創建。現在の鳥居は江戸時代に建てられ、重要文化財に指定されています。
写真は表参道から撮影した後ろ姿です📸

近鉄奈良駅から県庁前を通るルートであれば、東大寺・大仏殿前から斜めに本殿へ向かう参道がおすすめ。(表参道は帰路に。)道中は、鹿の人形と出会えるスターバックスや、氷室神社、鹿が群れをなす浮雲園地など、見所もたくさん!

 
 
 

影向の松

一之鳥居をくぐってすぐ右手にある、松の切り株。

奈良市 登大路町
 
 

影向(ようごう)とは、神仏が姿を現すことを意味します。その昔、春日大社の松に翁が現れ舞い踊り、それは春日大明神であったという伝説があります。国立能楽堂をはじめとする全国の能舞台には、鏡板という舞台背景に松が描かれていますが、そのモデルが春日大社の影向の松なのだそう。

 
 
 

浮見堂

一之鳥居から表参道を進み、少々寄り道。浅茅ヶ原(あさじがはら)園地へ向かって右折(南)します。片岡梅林や鷺池(さぎいけ)など、奈良公園の中でも変化に富んだ景色の広がるエリアです。

奈良市 高畑町 1198
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  • ‭+81 742 22 0375‬
 
 

鷺池に浮かぶ浮御堂(うきみどう)は、六角形の茅葺の六角堂です。大正時代に創建された比較的新しい建造物ですが、春は桜、秋は紅葉、冬は雪景色、夏のライトアップイベント「燈花会」の舞台として注目のスポットです。

:浅茅ヶ原園地:

 

:浮見堂:

:片岡梅林:

 
 
 

春日大社

一之鳥居から約1km、長い歩みを経てようやくニ之鳥居へ。日本三大大社、そして世界遺産「古都奈良の文化財」の一つ、春日大社ももうすぐです。奈良時代、平城京の守護のため創建され、現在は全国におよそ1000社ある春日神社の総本社です。

奈良市 春日野町 160
 
 

春日大社国宝殿やミュージアムショップはニ之鳥居からすぐ。駐車場もあるので、車椅子、ベビーカーでも御本殿近くまでアクセス可能です🚗

:春日大社国宝殿:

 

:伏鹿手水所(ふせしかのてみずしょ):

春日大社の主祭神・武甕槌命(たけみかづち)が白鹿に跨って現れて以来、鹿は神の使いとして大切に保護されています。二之鳥居手前の手水舎には大きな鹿の彫像が飾られ、奈良らしさを感じるスポットです。(参道のあちこちで見かける可愛らしい鹿とはかけ離れた猛々しい巨体に、牛と見間違えました。)

 

:ニ之鳥居:


ニ之鳥居付近には車舎があり、代々の天皇もここから先は歩いて親拝されます。この先にも鹿がたくさんいる上に、突然燈篭の影から飛び出してくることも!

二之鳥居をくぐると、さらに木々が深く、神聖な空気に満ちています。参道の両脇には、およそ2000基もの石燈篭が並びます。御本殿周辺の釣灯篭と合わせると、その数約3000基。春日大社は燈篭数日本一です。

 

:南門:


参道をまっすぐ進んだ先は、御本殿の南側に当たります。南門は春日大社正面の楼門で、社殿を取り囲む回廊に設けられています。
現在の南門は南北朝時代に再建されたもので、周囲には古い灯籠が密集しています。

境内は国の史跡に指定され、本殿やその他社殿の多くが国宝・重要文化財に指定されています。

 

:回廊:


御本殿の一帯を取り囲むように建つ朱塗りの美しい建物。青銅色や黄金色などの燈篭が約1000基も釣られ、趣深い情景です。古いものは室町時代のものもあるそう!

:万燈篭再現:


節分の日、8月14,15日に「万燈篭」という祈願行事が行われています。この日だけは夜間の参拝が可能で、燈篭に火が灯された光景は春日大社名物の一つです。その万燈篭を再現したエリアが社殿内の藤浪之屋(建物自体が重要文化財!)。切り絵のように装飾が施された釣り燈篭が素敵でした。

 

:大杉:

中門と御廊の脇に存在感たっぷりにそびえ立つ杉の木は「社頭(しゃとう)の大杉」と呼ばれ、幹回りは約8メートル、高さは約25mもの大木です。樹齢800〜1000年と言われ、鎌倉時代の絵巻物『春日権現記』にも描かれています。

標高500mに及ぶ春日山原始林の麓に、広大な境内を有する春日大社ですが、全61もの摂社・末社があります。境内はもちろん、社殿や参道を超えて奈良駅周辺にも。末社の中でも、御本殿南にある若宮神社を中心とした若宮十五社巡りが有名です。

 

:本宮神社遥拝所:


春日大社を後にして、南側の参道へ。
春日大社の神大山である御蓋山(みかさやま)の山頂にある、本宮神社へ祈りを捧げる場所・遥拝所です。奈良時代初頭、白鹿に乗った武甕槌命(たけみかづちのみこと・春日神社の御祭神)が降り立ったとされる御蓋山山頂は、春日大社の創建神話の始まりの地とされているため、直接参拝できない禁足地です。影も形も社殿を捉えることができませんが、春日大社参拝の際は、必ず立ち寄りたいパワースポットです。

木々深く、ゆっくりと時間が流れているかのような春日大社の境内。苔むした燈篭を写真に収めたり、鹿のモチーフがあしらわれた燈篭を探したり、末社巡りを楽しむのも良いでしょう!👌

 
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