🦌国宝の宝庫!聖徳太子ゆかりの法隆寺で仏教文化に触れるChillOut

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斑鳩町(いかるがちょう)は奈良市街からおよそ15km、今からおよそ1400年前、飛鳥文化の中心地となった街です。飛鳥時代に活躍した聖徳太子の高名とともに有名なのが、日本初の世界遺産である法隆寺。聖徳太子によって建立され、世界的にも注目される仏教文化の宝庫です。また、多くの社殿が木造建造物で、世界最古というお墨付き。入場券で主要の社殿に全て入場できるので、境内各所の国宝や重要文化財を拝観しながら、ゆっくり時間をかけておさんぽしましょう!

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China Town Chill Out!

 
 

法隆寺 松並木

7世紀中頃、法隆寺から飛鳥の宮(飛鳥時代の都)へまっすぐに向かう道として整備された並松街道。聖徳太子が行き来するのに利用したそうで、「太子道」とも呼ばれています。
奈良市街からバスで訪れると、バス停を降りて目の前です🚌

生駒郡斑鳩町 146
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南大門

法隆寺の建立時は現在より境内も狭く、100m以上社殿寄り(中門前の階段あたり)に建てられていたそう。
南大門は一度焼失し、室町時代に再建されていますが、それでも約600年の歴史的建造物です。
〔国宝〕

生駒郡斑鳩町 法隆寺山内 1-1
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:築地塀(ついじべい):


南大門から左右、正面に向かう通りは、いくつもの子院が建ち並び、築地塀でエリアを仕切られています。築地塀が縞模様に見えるのは、粘度を層状に重ねて造られているためです。日本各地で見られる技法ですが、法隆寺の築地塀は国の重要文化財に指定されています。〔重要文化財〕

 

南大門から左右に伸びる通りは300m以上。どれほど広い境内かがわかります。石畳と築地塀で魅せる美しい景観です。

:東大門:

法隆寺は大きく西院伽藍(がらん)、東院伽藍に分けられ、その間に立つのが東大門(別名:中ノ門)です。法隆寺の建築物の中でも東大門が有名である所以は、奈良時代に創建された(およそ1400年前!)国宝であることと、奈良時代を代表する数少ない「三棟造り」という建築技法です。
〔国宝〕

 

法隆寺には子院(住房)が今もなお多く残り、内部へ参拝はできませんが、築地塀沿いを歩くと、子院の門を確認できます。瓦屋根には各院、様々な飾りがあしらわれていて、南大門すぐの地蔵院にはうさぎが!🐇

他には桃(複数の子院で確認👀)や菊の花、定番の獅子など、興味深い屋根瓦がたくさんありました。

 
 
 

聖徳宗総本山 法隆寺

法隆寺一帯の仏教建築物は、美しい日本の歴史的風土100選に選定されています。
時間の許す限り、御堂の一つ一つを拝観することをおすすめします!

生駒郡斑鳩町 法隆寺山内 1-1
 
 

南大門を過ぎると、正面に見えるのは中門。その右裏に少し見える屋根は金堂(昔は松の木がもう少し背が低く、もっと屋根が見えたそうです。)、左裏には五重塔が見えます。三つともおよそ1400年前の建造物かつ国宝という、贅沢な眺め!必ず写真に収めたい眺望です📸

:中門:

白砂利が敷き詰められ、松の木が品よく生茂る前庭も美しい、世界遺産・法隆寺。聖徳太子の亡き後、全焼するも再建され、世界最古の木造建築とされています。堂々たる二層造りの大きな屋根が特徴の建物が、金堂や五重塔を擁する西院伽藍の入り口「中門」です。中門をくぐることはできないため、参拝の際は廻廊左手から入ります。
〔国宝〕

 

:金剛力士像:

一般に「仁王像」として日本全国の寺院で見られます。法隆寺の仁王像は、現存する最古のもので、天平時代唯一の遺構です。右手の赤い「阿形(あぎょう)」と、左手の黒い「吽形(うんぎょう)」ともに、なんと粘土製。銅の骨組みに粘度を塗り、削って整形し、自然乾燥!🌬中門の下ではありますが、風晒しの環境の中、約1300年もの間原型を留めていること自体が奇跡です。
〔重要文化財〕

法隆寺境内には、およそ190件(個数にして2300以上!)もの国宝及び重要文化財に指定された建築物、宝物類があります。

 

:回廊:

東側の鐘楼、中央奥の大講堂、西側の経蔵をつなぎ、社殿を囲むように建ちます。回廊で注目されるのが、飛鳥時代の建築様式である「柱」。エンタシスの柱といい、古代ギリシャ・パルテノン神殿で見られる、上に向かうほど細くなる柱の形状です(近距離で見上げた時に、柱が真っ直ぐに見えるという美意識✨)。どのようにギリシャから伝わったか定かでなく(シルクロード周辺地域に見られない)、いまだ謎に包まれている法隆寺のミステリーです。
〔国宝〕

:鐘楼:

正岡子規を代表する句「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」とあるように、法隆寺と言えば鐘を連想する人も多いでしょう。残念ながら正岡子規が謳った鐘は西院伽藍のものではなく、西院伽藍の外、西円堂の鐘(時の鐘)ですが、鐘、鐘楼ともに歴史的・建築的価値のある建造物です。
〔鐘:重要文化財〕〔鐘楼:国宝〕

 
 
 

五重塔

法隆寺のシンボルとも言える、五重塔。国宝に指定された木造の五重塔は日本全国に11塔ありますが、その中でも群を抜いて古い歴史を持つ、日本最古の塔です。
〔国宝〕

生駒郡斑鳩町 法隆寺山内 1-1
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5つの楼閣(屋根)は、下から地、水、火、風、空という、仏教的な宇宙観を表しています。塔は仏舎利(釈迦の遺骨)を祀るために造られますが、法隆寺の礎にもあるそうです。(仏舎利で供養されたダイヤモンドという説があります💎)

 
 
 

金堂

西院伽藍最古の建築の建築と言い伝えられ、飛鳥彫刻を代表する「釈迦三尊像」を始め、「薬師如来像」や「四天王像」など有名な仏像が安置されています。聖徳太子をかたどって造られたという、優しく微笑む釈迦像は必見です。
〔金堂、一部仏像:国宝〕〔一部仏像:重要文化財〕

生駒郡斑鳩町 法隆寺山内 1-1
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大講堂

西院伽藍の最も奥に位置する、仏学の研鑽施設で、現在は法要が執り行われます。平安時代に再建された堂内には、同じく平安に造られた薬師三尊像と、四天王像が祀られています。
〔大講堂、薬師三尊像:国宝〕〔四天王像:重要文化財〕

生駒郡斑鳩町 法隆寺山内 1-1
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聖霊院

西院伽藍の東隣、鏡池の目の前にあるのが聖霊院(しょうりょういん)です。法隆寺を創建した聖徳太子を称えて、太子像が祀られています。聖徳太子の命日を含む3日間は拝観が可能なので、歴史ファンはスケジュール調整の価値ありです。また、正岡子規が柿を食べたとされている茶屋は、聖霊院の前にあったそう。
〔国宝〕

生駒郡斑鳩町 法隆寺山内 1-1
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法隆寺 大宝蔵院 (百済観音堂)

西院伽藍の東奥へ。百済観音堂、東・西宝殿からなる大宝蔵院です。飛鳥時代の仏像を中心に、法隆寺に伝来した数多くの名宝が安置されています。中でも、飛鳥彫刻の代表と言われる国宝「百済観音像」(観音菩薩)は必見です。小さな顔としなやかな胴体、すらりと長い手足は、他の仏像とは一線を画す美しさ。パリ・ルーブル美術館へも特別展示されたことのある、日本を代表する仏像です。
〔宝物:国宝、重要文化財〕

生駒郡斑鳩町 法隆寺山内 1-1
 
 

 
 
 

夢殿

西院伽藍エリアを後にし、東大門を抜けて東院伽藍へ。かつて聖徳太子一族が住んでいた「斑鳩の宮」の跡地です。

生駒郡斑鳩町 法隆寺山内 1-1
 
 

:夢殿:

八角円堂の本堂は、聖徳太子の見たという夢の話にあやかり「夢殿」と呼ばれています。聖徳太子の等身像とされる救世観音像が祀られていて、長い間”秘仏”として人の目に触れることがなかったそうで、現在もご開帳の間しか拝観することはできません。20世紀半ばに流通した百円紙幣には、聖徳太子と夢殿が描かれるほど著名な建造物で、法隆寺の参拝時には東院まで足を運びたいものです。
〔国宝〕

 
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