Japanese Style Specials🇯🇵 江戸っ子のリゾート”葛飾柴又”をおさんぽ

  • 1.2 km
  • 15 min
  • 48 kcal
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17世期初めに柴又帝釈天が開山して以来、その参道周辺とともに活気に溢れた葛飾区柴又。
この頃から数々の柴又グルメも台頭し、煎餅や草団子、佃煮や漬物、うなぎや鯉などの川魚の名店が参道に賑わいます。江戸っ子たちにとって、柴又は参拝と旅行を兼ねるリゾート的スポットでした。
現在に至るまで、交通路やお店がほとんどそのままの場所にあり、江戸の懐かしい街並みを散策できる魅力あふれるエリアです。JR日暮里駅からはおよそ30分、見て食べて1日楽しめる柴又おさんぽをご紹介!

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帝釈天参道

日暮里駅から、京成電鉄で30分ほど、柴又駅で下車すれば、すぐに帝釈天への参道がはじまります。

葛飾区 柴又7丁目 6
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帝釈天までの参道はおよそ300メートル。味わい深い日本建築の商店が軒を連ねます。近辺の田んぼで採れたお米は煎餅やお団子に、畑の野菜は佃煮や漬物に、すぐそばを流れる江戸川で獲れたうなぎや鯉も、柴又名物として有名です。

 

参道から少し道を外れたところに、帝釈天の庚申信仰になぞらえて、”見猿聞か猿言わ猿”の像がありました。

 
 
 

高木屋老舗

帝釈天参道の両脇に店を構える老舗和菓子店。店内でお食事、甘味をいただける店舗と、お土産用の店舗に分かれます。
名物の団子は店内でもお土産にも👌

葛飾区 柴又7丁目 7-4
 
 

こちらはお団子セット。草団子、海苔、みたらしの3種類。
あたたかくて柔らかいモチモチのお団子、ペロリと食べられる美味しさです。

 
 
 

ゑびす家

川魚料理、懐石料理のいただける、帝釈天参道の老舗店。鯉こくやうなぎ、天ぷらなど共に、明るいうちからアルコールをひっかける地元民の姿も。

葛飾区 柴又7丁目 3-7
 
 

こちらはうな重。
ランチで人気の川魚御前(鯉こく付き)は早い時間に完売してしまうのでご注意ください🎏

 

 
 
 

柴又帝釈天

17世期はじめ、日栄上人が開山した柴又帝釈天(正式名称:経栄山題経寺)。境内には日本庭園を備え、また彫刻ギャラリーでは本堂の彫刻を間近で見ることができ、お参り後ゆっくりと時間をかけて堪能するのがおすすめです👌

葛飾区 柴又7丁目 10
 
 

:二天門:

総欅造りの迫力ある門は、日光東照宮の国宝・陽明門を模したと伝えられます。門内には増長天、広目天が安置されているので、ぜひ拝観してみてください。

 

:大鐘楼:

二天門を抜けて左手、高さおよそ15m、総欅造りの大鐘楼は、関東一の鐘楼とされています。環境庁による「残したい日本の音風景100選」にも選ばれています。

視線を前に戻すと、二天門の正面にあるのが帝釈堂。その横には立派な松の木が立ち、龍が空を泳ぐように見えます。

 

松の左手には、浄行菩薩さま。足元には泉が湧き出でます。日栄は、この松と泉を見て、この地に開山したと伝えられます。

小さな泉にはたくさんの白蛇。財運を祈願する人で人だかりができるほど。

 

 

 

帝釈堂の右手にあるのが本堂(祖師堂)です。

 
 
 

邃溪園

帝釈堂の裏手へ。帝釈天へお参りの際は是非拝観するべき、邃渓園(すいけいえん)&彫刻ギャラリー。
拝観料は大人¥400(邃渓園、ギャラリー共通券)です。

葛飾区 柴又7丁目 10-3
  • 0
  • +81 3 3657 2886
 
 

大客殿から入場し、渡り廊下でぐるっと邃渓園(池泉回遊式の日本庭園)を周遊します。

 

ガラス障子の美しい廊下。

 

横山大観による『群猿遊戯図』(彫刻下絵)。

木々と池の美しい競演を見ながら、渡り廊下を歩きます。

 

 

 

 

 

 
 
 

帝釈天彫刻ギャラリー

邃渓園に続いて、帝釈堂の彫刻ギャラリーへ。
なかなか間近で見ることのできない寺院の彫刻を、お堂に組まれた台座の上を歩きながらじっくり鑑賞できるとあって、大変人気の高いスポットです。

葛飾区 柴又7丁目10−3
 
 

大客殿から渡り廊下を通って帝釈堂へ向かいます。

お堂の壁全体がガラスで覆われ、雨の日も鑑賞しやすく、また文化財の保護の役目も果たします。

 

『法華経』の説話をテーマに作成された胴羽目彫刻は全10面。透かし彫りや浮き彫りといった彫刻の技法がふんだんに使用され、人物や仏様、木花や動物などが細かく描写されています。それぞれの彫刻の下に解説が記されているので、ぜひ併せてご覧ください。

『法師修行の図』

 

『法師守護の図』

『龍女成佛の図』

 

『塔供養の図』

『塔供養の図』

 

 

 
 
 

山本亭

帝釈天の境内をあとにして、東(帝釈天の裏)へ向かいます。江戸川の堤防手前には、柴又公園、山田洋次ミュージアム、寅さん記念館、そして山本亭が並びます。
アメリカの日本庭園専門誌(2016年)において第3位を受賞した書院庭園をもつ、山本亭を訪れます。

葛飾区 柴又7丁目 19-32
 
 

 

大正時代の終わりに建てられた山本亭は、和洋折衷の建築が特徴。その当時、富裕層の間で洋風建築を取り入れることが流行していたためと伝えられます。実業家・山本栄之助の住居として建てられました。

庭園を臨む廊下は、一面ガラス戸とガラス欄間で構成され、気持ちの良い空間です。

 

山本亭一番の魅力は、緑豊かな書院造の庭園。緑や赤の木々、築山に池、決して広くはない空間に作り出された立体感のある日本庭園は必見です👀

:鳳凰の間:

和洋折衷を取り入れた山本亭の中で、唯一の洋間。マントルピースやソファの応接セットが置かれています。ステンドグラスやモザイク模様の床も当時のまま残されています。

 

別邸の茶室は、予約利用することが可能です。(写真は本宅の展示物です)

 

南側の門は煉瓦とステンドグラスを用いた洋風の造りです。レトロな雰囲気が撮影スポットとしても人気です。(敷地内でのポートレート撮影は申請許可が必要です。)

 

静かに時が流れるような邸宅で、大正浪漫を感じるひとときを過ごしましょう💖

 
 
 

矢切の渡し 葛飾側

江戸川の堤防を超えて、河岸までやってきました。
江戸時代、徳川幕府により設置された、地元民の交通手段”渡し”。葛飾区柴又と、千葉県松戸市を行来します。現在では残存する都内唯一の渡しとなり、船頭さんが船を漕ぐ「ギィー」という音は、帝釈天の鐘楼とともに「残したい日本の音風景100選」に選ばれています。
季節により運行日程が変わりますので、HPにてご確認ください。

葛飾区 柴又 7-18先
 
 

こちらが船乗り場。船は15分ほどで往復し、1名でも出港していたけます。

江戸川のせせらぎと、ギィーと懐に響く音は、昔懐かしい情緒に富んでいます。

 
 
 

門前とらや

散策を終えて、小腹が空いてきたところでもう一軒。
19世期末創業、お食事処として参拝者の胃袋を満たしてきた老舗。草だんごも有名で、皿に添えられた餡子とともにいただきます。昭和時代に大ヒットした映画『男はつらいよ』の撮影に使用され、名実ともに柴又を代表する店舗です。

葛飾区 柴又7丁目 7-5
 
 

歩き疲れた身体に、よもぎの香りがフワッと香る草だんご。麺や丼物などのお食事メニューも充実しています。

 
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