京都はんなり旅行紀 ChillOut

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千本鳥居で知られる伏見稲荷神社、三十三間堂、東山文化の真骨頂銀閣寺など、たっぷり旅行時間をかけられるなら是非訪れていただきたいスポットを集めました。春夏秋冬問わず楽しめるのが京都社寺巡りの楽しいところ。京都市街を南から北へ縦断します👟

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伏見稲荷大社

京都駅からJR奈良線で10分ほど。千本鳥居がSNSで世界中に知れ渡ったのをきっかけに、国籍・年代を問わず多くの人が訪れる伏見稲荷大社。日本全国に3万社あると言われる「お稲荷さん」(正式には稲荷神社)の総本宮です。

京都市伏見区 深草藪之内町 68
 
 

東寺の塔を建てるために稲荷山(現在の伏見稲荷大社の神体山)の木々を伐採したことで天皇家に祟りがあり、神階を授けてからというもの、多くの参拝客に恵まれるようになったと言われています。

16世紀、豊臣秀吉により造営された楼門は、全国的に見ても最も大きいものに属します。楼門前にはお稲荷さんの定番、狛キツネが鎮座しています。稲作を営む人々にとってキツネは豊穣の神の使いと考えられていたためです。

 

向かって左のキツネは鍵をくわえています。鍵は「蔵(米倉)の鍵」を意味し、豊穣を表しています。境内には至る所にキツネ像があり、いろんなアイテム(宝具)をくわえています🦊

 

拝殿をはじめ、多くの殿堂が国の重要文化財に指定されています。

 
 
 

千本鳥居

伏見稲荷大社の神体山・稲荷山には、信者から奉納されたおよそ1万基もの鳥居があります。国内外問わず、とても有名なフォトスポットとなりました。

京都市伏見区 稲荷山官有地 18-1
 
 

願いが「通る」ように、また願いが「通った」というお礼として、鳥居を奉納する風習が広まったと言われています⛩

 
 
 

蓮華王院 三十三間堂

京都駅からはバスで鴨川を越えおよそ10分。蓮華王院の本堂は「三十三間堂」呼ばれ(国宝)、その中に安置されている先手観音坐像(国宝)と、千体もの観音立像で知られています。

京都市東山区 三十三間堂廻り 657
 
 

残念ながらお堂の中は撮影ができませんが、横幅120メートルもの長大なお堂は静寂に包まれ、神々しい観音像が建ち並ぶ様は、不思議と心安らぎ、身が清められる感覚を覚えます。

お堂の西側には、通し矢で有名な縁側があります。120メートル先の的目掛けて南端から矢を放ち、一昼夜で何本成功するかを競い合ったそうです。最高記録は17世紀、紀州出身の若者の8133本。お堂の屋根には今も競技者たちの矢が突き刺さっています。現在は新成人が袴姿で通し矢に挑み、華々しい新年行事として知られています。

 

お堂の柱間が33つあることから、三十三間堂と呼ばれています。また、観音菩薩が人々を助ける際、33ものお姿に変化するという言い伝えにも由来します。境内も長細いため、正面から全景を捉えるのは非常に困難です。(写真はパノラマ機能にて撮影)

 
 
 

京都タワー

京都市内で最も高い建造物、京都タワー。京都駅の烏丸中央口前にあり、旅行始めや締めくくりにも最適のスポットです。タワー下部はホテルやショップ、レストラン、大浴場まである複合施設。

京都市下京区 東塩小路町東塩小路町 721-1
 
 

清白でつるんとした円錐状のタワーは、京都の家々の瓦葺きを波に見立て、海のない京都の街を照らす灯台をイメージしているそう。
タワーの建設当時は「東寺の塔よりも高いものは建てない」を守り抜いてきた京都の人々にとって、歴史的景観との共存を考えるべく論争が繰り広げられました。今日まで京都が美しい古都の景観を維持しているのも、京都に住う人々の威厳と誇りによるものだと気付かされます。

京都タワー展望台からの北東方面の眺めです。ちょうど中央奥に、音羽山と清水寺の境内が見え、三重塔がそびえ建つ姿もはっきり捉えることができます。

 

こちらも展望台からの眺め、タワー麓の東本願寺と、烏丸通が良く見えます。遠く向こうには、左手(北西)の愛宕山、右手(北東)の比叡山を連ねるように北山連邦の山々が。京都は3方を山で守られ、都として適した街であったことを認識できます。

 
 
 

哲学の道

京都駅から銀閣寺へ向かうまでの散歩道。京都大学の哲学者たちが思案を巡らしながら散策したことが名前の由来とされています。

京都市左京区 浄土寺石橋町
 
 

春には桜並木、秋には紅葉が美しく、日本の道100選の一つです。桜並木は近辺に住んでいた日本画家・橋本関雪が300本もの苗木を寄付したことに始まり、「関雪桜」と呼ばれています。

 
 
 

東山慈照寺

相国寺の塔頭(たっちゅう)寺院、東山慈照寺。慈照寺と相国寺を直線で結んだ先には金閣寺があり、その金閣寺に対する呼び名として「銀閣寺」と知られるようになりました。

京都市左京区 銀閣寺町 2
 
 

室町幕府八大将軍にありながら、「わびさび」の美観念を体現した東山文化を起こした足利義政により創建されました。寺院後方の大文字山は、子息の義尚を亡くした際、弔いのために始めた「大文字の送り火」の舞台でもあります。

 

足利義政は、生涯をかけて東山文化の真髄・簡素枯淡の美を映す東山山荘を創建しましたが、完成を前に亡くなりました。禅寺として慈照寺と改名されたのは死後のことです。庭園や書院造のお堂は慎ましやかで趣深く、日本の美意識が体現されています。

 
 
 

慈照寺庭園(銀閣寺庭園)

慈照寺の境内、銀閣寺庭園と呼ばれる日本庭園です。
国の特別史跡に指定されています。

京都市左京区 銀閣寺町 2
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世界遺産・銀閣寺において訪れる人を惹きつけてやまないのは、池泉回遊式庭園ではないでしょうか。木々や銀閣を映す錦鏡池をはじめ、白砂による造形群、苔生した岩石、東山文化の真髄と言えるでしょう。ただし、この庭園は江戸時代の改造によるもので、造園当時の原型をほとんど留めていないとされています。

白砂を段型に盛り上げて造形された銀沙灘(ギンシャダン)。波紋を表現した模様は、月の光を反射させるための工夫でもあると言い伝えられています。奥はこちらも白砂で造られた向月台(コウゲツダイ)という月見のための台座です🌝

 

銀沙灘の脇のお堂、こちらが慈照寺の本堂「方丈」(ホウジョウ)です。(一番有名な書院造のお堂は「銀閣」という名称の観音殿。)江戸時代は南宋画家の巨匠、与謝蕪村らの襖絵が所蔵されています。

 
 
 

下鴨神社

正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。鴨川の真北、賀茂川と高野川の合流地点から一直線に参道が伸び、その先に境内があります。その歴史は有史以前に遡るほど古く、社殿の造営も7世紀と言われています。
境内は国の史跡に、東西本殿は国宝、他多くの殿堂は重要文化財に指定されています。

京都市左京区 下鴨泉川町 59
 
 

糺(ただす)の森と呼ばれる参道を抜けると、重要文化財の楼門にようやくたどり着きます。

京都の社寺では最も古い部類に入り、「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産にも登録されています。境内には国宝や重要文化財に指定された建造物が多く残存します。

 

境内東の御手洗(みたらし)社へ向かって流れるみたらし川に架かる朱色の輪橋。その横に咲く梅の木。下鴨神社の中で一際美しいエリアです。尾形光琳がこの梅の木をモデルに国宝「紅白梅図屏風」を描いたことから、「光琳の梅」と呼ばれています。

土用の日になると、みたらし川の池周辺や川底から清水が湧き出るそう。プクプクと湧き上がる水泡の姿を団子に模したことから、みたらし団子発祥の地とされています🍡

 

 
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