根津神社
およそ1900年ほど前、日本武尊(やまとたけるのみこと)が創建したと伝えられています。東京十社の一つであり、災害や東京大空襲にも全ての社殿が焼失を免れた強運の神社とされています。
根津駅から徒歩およそ5分です。
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少々茶色がかった朱色が珍しい大鳥居。この先の参道は社殿へ向けて緩やかにカーブしています。

:神池:
大鳥居の裏手には大きな池があり、ほとりにはベンチが多数設置されています。
地元の方や家族連れが休む、憩いの場となっていました。


:神橋:
神池へ流れる小川に架かる橋。神橋の向こうは、重要文化財に指定されている楼門です。
根津神社は旧江戸城の真北を守る結界の役目を果たしていたと言われ、神橋から楼門までのエリアは特に強力なパワースポットだそう。

:楼門:
建造は江戸時代、都内では最古の楼門です。
楼門の中、右側の随身像は、水戸光圀公(水戸黄門)がモデルだと言い伝えられています。
〔重要文化財〕

:唐門:
楼門の先には、こちらも色鮮やかに彩られた唐門が建ちます。楼門からは透かし塀が伸び、ぐるりと本殿を囲んでいます。
〔重要文化財〕

相殿にお祀りされている大国主命(おおくにぬしのみこと)が大黒天と習合された背景からか、柱には大黒天が抱える”打ち出の小槌”の装飾が施されています。
根津神社名物のおみくじも、打ち出の小槌を振ります。

:舞殿:
明治時代の建立と伝えられています。

:拝殿:
豪華な装飾が施された、色鮮やかな拝殿は、幣殿、本殿が連結された権現造りです。
須佐之男命(すさのおのみこと)がお祀りされ、邪気祓いや厄病除けのご利益をいただける他、学問成就の神・道真公が相殿にお祭りされています。
〔重要文化財〕

笠に霊獣・蜃(しん)の彫刻が施された灯籠は、重要文化財に附指定されています。この型の灯籠は、徳川家ゆかりの寺院で見られます。

屋根をはじめ、社殿の至る所に社紋の卍があしらわれています。
根津神社 つつじ苑
根津神社のつつじ苑は、神橋の左手。小山の斜面全体につつじが群生しています。
桜の終わる季節になると約3000株のつつじが咲き乱れ、根津神社の晩春の風物詩となっています。
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綱重公がつつじを屋敷の庭に植えたのが、つつじ苑の始まりだそう。
駒込稲荷神社
元は綱重公の邸内社であった、お稲荷様。参道前には立派な石鳥居が建っていたそうですが、東日本大震災にて倒壊してしまったそうです。
文京区 根津1丁目 28-9- 0


こちらの狐様は、家族が寄り添うように社殿前に鎮座しています。

倉稲魂命(うかのみたまのみこと)をはじめ、伊邪那岐尊(イザナギノミコト)、伊邪那美命(イザナミノミコト)をお祀りしています。
縁結び、邪気祓いのご利益を授けていただけます。

:庚申塔:
中国・道教に由来する庚申信仰を象徴する石塔で、社寺内に関わらず、実は街の至る所にあります。
駒込稲荷神社の南側の参道、入り口付近に建ち、六基の庚申塔の周りをぐるっと一周することができます。
根津神社 千本鳥居
根津神社が若い世代を中心に人気となったのが、摂社である乙女稲荷神社の千本鳥居です。つつじ苑の奥、境内の西をずらりと朱色の鳥居が連なります。
文京区 根津1丁目 28-9- 0
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写真は北からはじまる参道です。

乙女稲荷は、境内の西に水を湛える池のほとりに建ちます。池に沿って並ぶ鳥居は、池の対岸から見ると一層華やかです。

南から乙女稲荷へ向かう参道。

実はこの千本鳥居、北から南へくぐることで一層のご利益をいただけるということで、北の鳥居(駒込稲荷神社)側から参拝しましょう。
乙女稲荷神社
ご祭神の倉稲魂命(うかのみたま)は女性神で、かつて根津にあった根津遊郭の女性たちも厚く信仰していたことから、女性に縁の深いパワースポットとされています。
文京区 根津1丁目 28番9号- 0
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乙女稲荷神社の北の鳥居。右手に行けば駒込稲荷神社、左手は乙女稲荷神社です。

社殿に一番近い、中央の鳥居。根津神社と同じく、茶に近い朱色の鳥居です。
この先には、家宣公の胞衣(胎児を包んだ膜と胎盤)を祀った、”徳川家宣胞衣塚”があります。

社殿は池を見下ろす断崖に建つ、舞台造り。全体が朱色に統一され、壮麗です!

社殿の後ろには穴があり、それを祠としていました。江戸時代までは穴稲荷と呼ばれていたそう。

南側、つつじ苑からすぐの鳥居です。

歴史ある荘厳な根津神社、美しい乙女稲荷神社、東京観光や社寺巡りに必ず抑えておきたい、見応えあるおさんぽスポットでした🌸