三峯神社
秩父・三峰山の標高およそ1100mの深い山中に鎮座する三峰神社は、1世紀、日本武尊(やまとたけるのみこと)により創建されました。関東最大のパワースポットとして多くの参拝客が訪れます。
西武秩父駅からバスで1時間強、午前中早い時間の便を利用しましょう🚌
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三峯神社バス停からも、美しい山々の紅葉が望めます。復路のバス時刻を確認し、三峯神社を目指しましょう。(午後早い時間のバスに乗れば、秩父市街の観光にも時間的余裕があります👌)
三峰神社を創建された日本武尊は、三峰山にて山犬(オオカミ)に先導されたという縁があり、当社のお使いも山犬としています。境内には狛犬に替わって、多くの山犬像が見られます。
ここからいよいよ境内です。三峰神社一つ目の鳥居は全国的にも珍しい三ツ鳥居。日本書紀に登場する三柱の神(三人の神様)になぞらえているそう。正式な潜り方があり、まず中央から左へ、中央から右へ、もう一度左をくぐり、中央から進みます。(八の字を描くように)
:随身門:
20cに修復され、堂々たる色鮮やかな門が参拝者を圧倒します。
杉並木の参道を進み、いよいよ拝殿の前までやってきました。ここからはさらに階段を登ります。
拝殿前の大鳥居。東京は深川から、イカダで荒川を登り奉納された青銅灯籠。
拝殿前には、左右に樹齢800年の杉の木。三峰神社の強力なパワースポットの一つとされ、三度深呼吸をし、木肌に触れ、お祈りします。拝殿へのお参り後、左へ回るとご神木に触れられる立ち台があります。
御祭神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなぎのみこと)。
三峰とは、その昔東国(千葉県)から見ると三つ山が連なる様子から(妙法が岳、白岩山、雲取山)名付けられたといいます。
極彩色の美しい社殿。精巧な彫刻が施され、まさに豪華絢爛!
秋には社殿後背の木々が朱く色づき、美しい情景が心を打ちます。
三峰神社の境内には、21もの摂末社があります。社殿の東にずらりと並ぶ様は圧巻です。
摂社といえども、この装飾の豪華さ!こちらは日本武神社。
摂社、国常立神社。日本書紀では日本で初めての神と伝えられる国常立尊(くにとこたちのみこと)をお祀りしています。
:御仮屋神社(遠宮):
病犬”お犬様”の住まいにあたります。三峰神社では、神様の使いで守り神でもある山犬を一年間お借りすることができ、「御眷属(ごけんぞく)拝借」と呼びます。
お社の周りにはたくさんの山犬が!
山犬は山深くに生息するため、参拝が可能な場所に“仮”のお宮を建てています。
縁結びの木
三峰神社境内にあり、縁結び祈願に訪れたならば必ずお参りしたいスポット。
御仮屋の手前にある、縁結びの木。斜面にぴったり寄り添うように立つモミの木と檜の木です。
日本武尊銅像
本殿参拝の帰路、参拝順の札にならい歩くと、随身門とは反対側に小高い丘があります。三峰神社の創始者・日本武尊の巨大な尊像があります。
秩父市 三峰 298-1- 0
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三峰神社奥宮遥拝殿
随身門の反対側には、空に向かうように階段が登り、空が開けているのがわかります。妙法ケ岳の山頂に鎮座する三峰神社奥宮の遥拝殿です。
秩父市 三峰298−1平野を見下ろせる境内唯一の場所で、特に紅葉の季節には美しい山並みが連なります。
写真右の1番盛り上がった場所が、奥宮社殿の場所だそう。
奥宮へは、片道1時間半の登山となります。(熊に注意だそうです🧸)
随身門から本殿へ向かう参道途中に、奥宮の鳥居があり、登山道がスタートします。
大島屋
三峰神社参拝の後は、ぜひお食事処へ。秩父名物のわらじカツをはじめ、ソウルフードの味噌ポテト、冬には甘酒などホットドリンクも🍵
秩父市 三峰 297-2- 0
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奥秩父特産の中津川いもでんがくをいただきました。ホクホクのお芋に甘ジョッぱい味噌が塗られていて、飽きのこないおいしさ😋
秩父今宮神社
西武秩父駅に戻り、秩父神社へ向かう途中に鎮座する今宮神社へもお参りしましょう。創建は1C、秩父霊場発祥の地とされる由緒ある古社です。駅からは徒歩5分ほど。
秩父市 中町 16-10- 0
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境内に入るとすぐ、木の洞に鎮座する龍上観音が出迎えてくださいます。
龍神に乗り、水瓶から水を湧き出させ、あふれた水が人々の煩悩を洗い流し、希望とご利益をもたらすと伝えられています。
武甲山伏流水による霊泉”龍神池”を渡り、拝殿へ向かいます。
この泉に水神をお祀りしたのが今宮神社の始まりとされ、のちに伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)が御祭神としてお祀りされました。
:八大龍王神:
境内中央には、大きな欅の木があります。龍神の住処として信仰を集める”龍神木”です。
7cになると修験場として秩父は発展を遂げ、同じ頃に龍上観音の守護神”八大龍王”が欅の洞に祀られました。
生命の源である水が雲になり、雲が姿を変えたのが龍であると信じられ、世界各地で最初に祀り崇められたのが龍神とされています。太い幹からうねるように枝分かれし、龍の姿に見えることもあり、一層神秘的に見えます。
幹周りは9mを超え、25mに枝葉を広げる大木、平成時代になって樹齢1000年を超えると診断されました。埼玉県の天然記念物です。
疫病の流行した16cには京都・今宮神社から須佐之男命(すさのおのみこと)を勧請し、他にも多くの御祭神が合祀されています。御朱印の種類も豊富です。
🦊稲荷社
伏見稲荷大社(京都)より勧請したお稲荷さま。
:弁天社:
龍神池のほとりに鎮座します。
日本三大弁財天・江島神社から勧請されました。
:清龍の滝:
武甲山伏流水が滝となり流れ落ちます。
お清めの霊水として知られ、社務所で小さなボトルをいただけるので、持ち帰ることが可能です。
ザルが用意されているので、お金を洗い持ち帰りましょう。ご神水のご利益は”一粒万倍”と伝えられ、1円→1万円、100円→100万円のご利益(?)を授かれるそう!清めたお金を持ち帰る袋も社務所でいただけます。
:馬頭観音:
馬の頭飾りを乗せた観音さま。馬の守護神として信仰されているほか、馬頭は諸悪魔を下す力を宿し、煩悩を断つ功徳があるとされています。
秩父神社
秩父の国造りを任じられた知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)により紀元前1c前後に創建された秩父の総鎮守、秩父神社。
今宮神社から徒歩10分ほど、秩父鉄道秩父駅からは徒歩3分です。
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日本三代曳山祭りの一つ、秩父夜祭の舞台としても知られます。秩父夜祭の一連行事は、国の重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
:神門:
御祭神は、知知夫彦命がお祀りした政治学問の神・八意思兼命(やごころおもいがねのみこと)を筆頭に、摂末社を含めば多くの御神祭がお祀りされています。
徳川家康公の命で再建された御社殿は、徳川家ゆかりの神社に多く見られるような、豪華絢爛な権現造りです。
秩父神社の見所は、家康公に関連して、日光東照宮の彫刻を手がけた名工”左甚五郎”の作品。
写真の壁・中央は”子宝・子育ての虎”と呼ばれる子育ての大切さを表現した彫刻です。(母虎だけ豹柄なのに注目!)社殿正面の左手にあります。
(西側の”お元気三猿”は2020年現在改修中のため拝観できません。)
子育ての心得が記載されています。ぜひ子育て中の方はご一読ください。
社殿東側、こちらも左甚五郎による作品”つなぎの龍”です。夜な夜な秩父の街を徘徊したため、鎖でつなぎ止められたと言い伝えられています。
社殿北側の”北辰の梟”。顔は南、頭は北を向き、昼夜を通してご祭神をお守りしているそう。北辰とは、北斗七星信仰の”北辰北斗”が由来です。
恋愛成就の祈願に訪れた人に人気なのが、神門右手に流れる武甲山伏流水で占う水占いです。
社務所で水占いのおみくじをいただいて、池にそっと浮かべてみましょう。紙が水に濡れ、文字が浮かび上がります。
歴史ある神社ですので、摂末社も多く鎮座します。
写真は稲荷社。
奉納されたミニチュア版の鳥居⛩!お社脇に掛けられています。
:伊勢神宮皇大神宮:
天照大御神をお祀りしています。
:天満天神社:
菅原道真公をお祀りしています。
:東照宮:
:豊受大神宮:
秩父まつり会館
秩父神社を舞台に、毎年12月2日、3日に開催される秩父夜祭。その祭りを1年中いつでも楽しむことのできるミュージアムです。3Dシアターやプロジェクションマッピングで見る大きな神輿や花火は、臨場感抜群!秩父神社のすぐお隣ですが、17時に閉館するので訪問時間に注意しましょう。
秩父市 番場町 2-8- 0
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秩父夜祭の起源は、春に武甲山から今宮神社にお迎えした龍神を、その年の五穀豊穣に感謝しつつ武甲山にお送りする儀式とされています。館内には祭り当日に秩父を行脚する実物大の傘鉾(かさほこ)と屋台が展示され、想像を超えた大きさに驚きを隠せません!
秩父神社の社殿に劣らない精巧な彫刻が施された豪華絢爛な屋台を提灯の明かりが照らし、眩ゆいばかりの美しさです。
2階フロアは、秩父夜祭の資料が展示されていいます。
こちらは16C(室町時代)に作られた県内最古の神輿。鳥居と社殿が造形され、神様をお担ぎするのにふさわしいと言えます。
夜祭のフィナーレ、秩父の子供達も楽しみにしている花火。芝桜で有名な羊山公園から打ち上げられます。
行列の先頭に立ち案内役を務める猿田彦大神。天狗の様相ですね👺
西武秩父駅前温泉 祭の湯
お帰り前のお食事は、西武秩父駅に併設の、駅前温泉祭の湯のレストランでいただきます。わらじカツや秩父そば、みそポテトなど、秩父名物が充実!
秩父市 野坂町1丁目 16番15号- 0
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秩父を代表するB級グルメの王様、わらじカツ。丼からはみ出るBIGサイズのトンカツ2枚は、まるで草鞋(わらじ)のよう。カツは甘辛ダレにくぐらせてあるので、ご飯とともにガブっと頬張りましょう。
ちちぶみやげ市(物販エリア)では、秩父銘菓や地酒、雑貨などお土産の購入が可能。
秩父の魅力をぎゅっと詰め込んだおさんぽ。総移動距離はおよそ17km!多少足元がヘロヘロになりますが、リフレッシュ&パワーチャージが叶うアクティブチルでした🙆♀️