旧寛永寺五重塔
JR上野駅から上野恩賜動物園へ向かって歩き、パンダの郵便ポストの交差点で左折すると、上野東照宮の大鳥居があらわれます。
参道を歩み進めると、右手に見えるのは仏塔の上部。
もとは寛永寺の境内で、上野東照宮内に建立された五重塔。明治時代の神仏分離で寛永寺に帰属し、後に東京都に寄付され、現在も上野動物園の片隅にひっそり建ち続けています。
〔重要文化財〕
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銅灯籠
参道を歩み進めると、手水舎の先に整然と並ぶ銅灯籠は、全48基。諸大名から奉納されたものです。
〔重要文化財〕
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上野東照宮
名前の通り、東照宮(徳川家康公)をお祀りする神社で、三代将軍・家光が日光東照宮を模して建立したと伝えられています。戦争や災害の際にも焼失・崩壊を免れた江戸初期の建築物として、国内外から広く参拝者が訪れます。
台東区 上野公園 9-88- 0
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唐門の向こうには拝殿が見えます。文化財保護のため内部のは見学はできませんが、塀の中で社殿を見学することができます。(要拝観料)
社殿の左側へ回り込むと、こちらにもたくさんの石灯籠がならびます。正面の唐門橋から伸びていた透塀が、社殿をぐるりと囲んでいることがわかります。
:大楠:
東照宮創建以前からこの地に立つ、樹齢およそ600年の御神木。幹の周囲は8メートル以上もあり、上野公園で1番の大木です。
:透塀:
菱形の格子が規則正しく連なる透塀。
〔重要文化財〕
塀の上部、下部にそれぞれ美しい彫刻が施されています。
上部には動植物、下部には海川の動物がテーマになっているそう。立ち入り禁止の区域もあるので全ては鑑賞することができませんが、彫刻は全200枚以上もあるそう!
:栄誉権現社:
透塀を進むと、南西角に鎮座するのは御狸様。大奥で大暴れし、東照宮に奉納された悪行狸なんだそう。たぬき(他を抜く)として、強運開祖のご利益をいただけるそう。
:唐門:
写真は唐門を内側から見たもの。表側に負けず劣らずの豪華さで、金色に輝く唐草格子の彫刻がびっしりと施されています。
〔重要文化財〕
表に2体、内側に2体の”昇り龍・降り龍”。毎晩、不忍池の水を飲みに飛び立つという伝説があります。
諫鼓鳥(かんこどり)という中国の故事をテーマに、天下太平の願いを込めて作られたと言われる彫刻です。
(悪政時には人民が太鼓を鳴らして訴えかけるよう、朝廷の門前に太鼓を設置したが、善政のため太鼓が打たれることがなく、鳥が住み着いたという物語)
:社殿:
手前から拝殿、幣殿、本殿で構成される権現造りの御殿。別名、金色殿と呼ばれています。唐門のようにまばゆい金色と、漆黒のコントラストが重厚感たっぷりです。
〔重要文化財〕
上野東照宮ぼたん苑
参道を戻り、手水門すぐにあるのが上野東照宮ぼたん苑。春と冬のぼたん、秋のダリアの季節に開園します。
台東区 上野公園9-88- 0
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- 03-3822-3575
可愛らしい和傘が並び、盆栽や生花なども飾られ、花のミュージアムのようです。
様々な品種のダリアを鑑賞することができます。
ダリアのほか、花壇では秋の花も見頃です。風船のような蕾から紫色の花を咲かせる桔梗。
丸い花弁が可愛らしい、チョコレートコスモス。
秋の花の定番、萩。
日本に昔から自生する紫式部(ムラサキシキブ)。秋には紫色の身を付けます。
みはし
戦後まもなく、上野公園前にあんみつ屋として開業した老舗の甘味処。おしるこやお雑煮、かき氷などをイートインでいただくことができます。お土産としても大変人気です。
台東区 上野4丁目 9-7- 0
- http://www.mihashi.c...
- +81 3 3831 0384
京成線上野駅の向かいが、上野本店。寛永寺への参道を横切っていた川を、3つの橋が架かっていることになぞらえて(三つ橋)命名されたそう。
秋限定の栗クリームあんみつ。栗の渋皮煮はもちろん、あんことみつ豆、歯応えの良い寒天の美味しさは健在です。