ChillOut Official - Osampo Ambassador

改札外側の頭上を見ると、大壁画「自由」（猪熊弦一郎 作）が掲げられています。縦6メートル、横27.2メートルもの巨大な壁画は、1951年に製作され、その後何度かの修復を経て今なお上野駅のメインゲートを彩っています。改札を通り抜けても、先を急がず一度振り返ってみましょう。

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イギリス人建築家ジョサイア・コンドルの壮年期における代表作とも呼び声高いのが、旧岩崎邸庭園の洋館と撞球室（どうきゅうしつ・ビリヤード場）です。1896年に三菱財閥三代当主・岩崎久彌の本邸として建てられました。当時の西洋館には比較的珍しい木造2階建てで、内部装飾はジャコビアン様式を基調にルネサンス風やイスラム風の意匠が加わり、重厚な美しさが当時のまま残されています。同じくコンドル設計の撞球室は、当時の日本では非常に珍しい、スイスの山小屋風の造りとなっています。1961年に同館と撞球室が同時に重要文化財に指定されました。撞球室は現在、不定期で公開されています。旧岩崎邸庭園の和館にある御茶席では、小岩井農場のアイスクリームを使ったイタリアンデザートのアフォガートを味わえます。和館にちなんだ抹茶味がおすすめです。

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東京国立博物館は、日本で最も長い歴史をもつ本格的な博物館です。表慶館は皇太子（後の大正天皇）のご成婚を記念して計画されました。明治以降の建築としては初めて国宝に指定された旧東宮御所（現・迎賓館）など、宮廷建築に多く関わった片山東熊による設計です。片山はイギリス人建築家ジョサイア・コンドルの最初の弟子ということでも知られています。古代ギリシヤ・ローマのネオ・バロック様式の建物で、花崗岩を主な材質としています。中央と南北両端にドームがあり、中央のドームは吹き抜け、南北のドームの下は階段室になっています。1978年に重要文化財に指定されました。